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トリマーの仕事内容とは?必要な資格や給与を徹底解説!

投稿日:2021年1月12日 更新日:

動物好きの方なら、誰もが知っている職業であろうトリマーの仕事。
しかし、実際の仕事内容やトリマーになるために必要な資格などを
ご存知の方はあまり多くないのではないでしょうか。
そこで今回は、トリマーの仕事内容や給与体系の実態などを徹底解説していきます。

トリマーとは?

トリマーとは動物の美容師さんとして、犬や猫のカットやシャンプー、
爪切りなどを行ういわば「動物の健康と美をサポートする仕事」です。
飼い主さんの要望に応じて、カラーリングをしたり飾り付けをするなどして、
ペットをより魅力的に仕上げていくのです。

しかし、トリマーの仕事はそれだけにとどまりません。
ペットたちの健康面のチェックをすることも重要な役割です。
そのため、カットなどの技術だけでなく、動物医療に関する知識も多く求められる仕事なのです。

トリマーになるためには?

トリマーがどのような仕事か理解したところで気になってくることが
「どのようにトリマーになっていくか?」ということでしょう。
こちらでは、トリマーになるために必要な資格や費用などを詳しくみていきましょう。

トリマーに資格取得は必須でない

トリマーになるためには、実は資格取得が必ずしも必要ではないのです。
しかし、トリマーの求人情報では、「1人で施術ができる人」や
「トリマー・ペット関連の専門学校の卒業生」などの条件が提示されている場合がほとんどです。
そのため確実にトリマーになりたいと考えている場合は、
専門学校などに通い、授業や実習を通してトリマーになるための
技術と知識を身につけていくことが一般的な方法といえるでしょう。

トリマーの資格とは?

トリマーには、民間団体が認定する資格やスクール独自のスクール独自のライセンスなどがあります。
トリマー資格の中でも一番認知度の高いのが「一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)」のC級資格で、
専門学校にて1年間のカリキュラムを終了するかJKCの会員歴が2年以上という規定があります。
試験には、筆記と実技試験がありますが、専門学校や専門スクール、
通信講座のいずれもきちんとカリキュラムが組まれているため、
きちんと受講をしていれば合格も難しくないでしょう。

トリマーになるための費用や期間とは?

トリマーになるためにかかる費用は、その学習方法によって大きく変わってきます。
大きく分けて「専門学校」、「専門スクール」そして「通信講座」の3種類の学習方法があります。

専門学校に通う場合は、年間100〜150万円の費用がかかります。
一般的には2年間通って資格取得をするため、総額200〜300万円ほどかかる計算になります。

一方で、専門学校以外の通学制にスクーリングする場合、
プロのトリマーを目指すコースで80〜120万円かかります。
また、専門学校ではなく通信教育で資格取得をされる場合は、
受講期間が3ヶ月〜1年間で8〜30万円程度が相場とされています。

ご自分のライフスタイルや予算に応じてどの形態で学習するかを決めていきましょう。

また、一般的にトリマーは新卒採用も中途採用も行われています。
トリマーを目指している方は求人サイトなどに登録して仕事を探してみましょう。
特に女性が活躍する仕事を専門的に扱う転職サイトなどもあるため、
そういったサイトに登録することで効率的にトリマーのお仕事を探すことができるでしょう。

もちろん、派遣での採用も多く、派遣での活動を希望している方は
各派遣会社へ登録してトリマーを希望している旨伝えましょう。

正社員、アルバイト、派遣、また女性転職、新卒などそれぞれ特化したサイトがありますので、
ご自身の働き方にあったものを選ぶと良いでしょう。

トリマーのやりがいと大変なこと

トリマーの仕事を通して感じるやりがいや大変なこととはどのようなものがあるのでしょうか?

トリマーのやりがいとは?

トリマーがやりがいを感じられる点は次の3つが挙げられます。

1. 大好きな動物と触れ合うことができる

動物たちと触れ合えることは、トリマーにとって一番のやりがいともいえるでしょう。
好きなことを仕事にできるため、楽しみながら働くことができるはずです。

2. 飼い主さんに喜んでもらうことができる

自分が施術したことによって、ペットだけでなく
その向こう側にいる飼い主さんに喜んでもらえることもやりがいのひとつでしょう。
「ありがとう」と言われることで、仕事を頑張る活力に繋がっていくはずです。

3. ペットの体調の変化にも気づくことができる

動物を扱うプロとして、ペットの些細な体調の変化にも気がつくことができるでしょう。
必要な対応を飼い主さんとシェアすることで、大事に至ることを防ぐことができます。

トリマーの大変なこととは?

反対に、トリマーをやっていて大変だと感じることも紹介していきます。

1. 怪我に要注意

動物相手のお仕事のため、どうしても怪我が絶えません。
怪我だけでなく汚れや臭いなども隣り合わせの仕事なので、
これらに耐えられないと仕事をしていくことは難しいと言えるでしょう。

2. 労働環境や待遇があまりよくない

待遇としては、勤務時間が長く、給与も平均より若干少ないトリマー。
仕事は手や指に負担がかかることも多く、
特に大型犬の施術には筋力も必要で立ちっぱなしになることも多いので
足腰に負担がかかります。

しかし、やはり動物が好きな方であればこその絶好の環境や、
ご自分の腕次第では任される仕事の幅が増え、
収入アップを目指すこともできる魅力的な仕事でもあります。

3. コミュニケーション能力が必須

トリマーは、主に動物と接する仕事ではありますが、想像以上にコミュニケーション能力が必要な仕事です。
飼い主さんとのカウンセリングなどを通してコミュニケーションを図っていくことや、
同僚との情報共有なども必要な仕事です。
会話に自信がない方は、少しずつ会話の練習をしていくことをおすすめします。

トリマーの給与や勤務実態

実際にトリマーとして働く際、給与額や勤務形態はどういったものになるのでしょうか。

トリマーの給与

トリマーの給料は、その雇用形態によって大きく差が出てきます。
正社員の場合は、月収14〜20万円、年収に換算すると180〜250万円程度といわれています。
アルバイトやパートの場合は、時給850〜1200円が相場といわれています。

そのため、一般的にはあまり高収入ではない職業とされているのです。
昇給していくためには、ご自分のスキルや経験値を上げることはもちろん、
独立したり、高待遇なペットショップなどに勤務することなどが求められるでしょう。

トリマーの勤務日数や休日

トリマーの勤務形態は、土日祝日を含めた「シフト勤務制度」をとっている場合がほとんどです。
特に、土日祝日に予約が集中することが多いことから、基本的に平日が休みになることが多いでしょう。
そして、暑くなる夏場や長期休暇の期間は繁忙期といわれています。
そのため、世間一般でいう長期休みの期間に合わせて休みを取ることが難しいとされています。

まとめ

トリマーの仕事内容や給与実態などについて解説してきました。
動物好きの方で、手先が器用な方、そしてプロ意識を持って働いていける方であれば、
トリマーとしての適性があるといえるでしょう。
今回ご紹介した内容を参考にし、今後の就職や転職活動に活かしていただければと思います。

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