トリマー

几帳面?大雑把?トリマーに向いているのはこんな性格の人!

投稿日:2018年3月6日 更新日:

将来の仕事を考え時、専門学校で学んでいるとき、就職活動を始めるとき、自分はトリマーに向いているのか?もしかしたら適正がないのでは?と考えてしまう事もあるでしょう。

「トリマーに向いているのはどんな性格の人?」という質問は、非常に多く寄せられます。ただ実はこのような悩みは就職と同時にあっさりと消えてしまい、笑い話になることを覚えておいてください。

■トリマーに向いているのは「動物が好きな人」

「トリマーに向いているのはどんな人?」「大雑把な性格ですが、トリマーに向いていますか?」このような質問は専門学校の説明会や就職試験の場でよく聞かれます。

まだ未経験とトリマーという職業に不安と期待を抱き、頑張っていきたいという意気込みも感じる質問です。

ただ、トリマーという職業は本当に様々な方がいて、一概にこのような性格の人がトリマーに向いていますとは言えない職業です。

唯一共通していることは、誰もが「動物を好き」という事だけです。

動物が嫌いな人、苦手な人にとってトリマーの仕事はなんら魅力のない、単なる単純労働に思えるでしょう。

もし「動物が好き」「毎日でも接していたい」「お世話をしてあげたい」という気持ちがあるなら、きっとトリマーの適正があるという事でしょう。

プロのトリマーの世界には「売上」「指名」「人気」という厳しい側面もあります。

しかしこのような数字で表れる成果が、必ずしも一律の基準で決められないこともトリマーの仕事の奥深さといえるでしょう。

例えば

・カリスマと呼ばれるほどに独創的なカット技術を持つ人

・驚くほどに短時間で作業を終える人

・カット技術は標準レベルでも、犬に関する知識が豊富な人

・シャンプー担当でも、人柄がよく愛犬の話を楽しく出来る人

などどんなことが理由で「一番人気」になるかは決められないからです。

几帳面な性格の人は、その性格らしい几帳面なカットラインで仕上げることが出来るでしょう。

大雑把な性格の人は繊細な作業が苦手でも短時間で作業終えることが出来、より負担の少ないサービスを提供出来るでしょう。

大切なことは、勝手な思い込み、適正という基準に縛られるのではなく、お客様、飼い主さんの望むサービスをいかに提供できるかです。

動物が好きで、飼い主さんの声に耳を傾ける熱意がある方なら誰でもトリマーの適正があるといえるでしょう。

■トリマーの仕事内容は多岐に渡ります

大抵の方はトリマーと聞くと、ペットショップやトリミングショップでトリミングをすることだけが仕事だと考えてしまいがちです。

でも実際にはトリマーの仕事はとても奥深く、仕事内容も多岐に渡ります。

例えば

・ドッグショーへ参加するためのトリミングを施す人

・トリミングショップに勤務し、様々な犬種をオールマイティにこなす人

・特定の犬種に限定し、トリミングを極める人

・動物病院に勤務し、病気治療の観点からトリミングに取り組む人

・老犬介護や老犬のケアに重点を置き、トリミングをする人

・動物保護活動の一環としてトリミングに取り組む人

などです。つまりトリマーの適正は、トリミング業界でどのような分野に進むかという判断をするときにはじめて考えればよいのです。

繊細な技術、高い集中力、基本に忠実なことを求められるドッグショーの世界には几帳面な性格の方が向いています。

一方で、多少大雑把な性格の場合、やさしさや思いやり、臨機応変な対応が求められる老犬介護や動物愛護などの活動で多いに活躍が出来るでしょう。

仕事の適正は、周りが判断することではなく、自身で見極め、方向性を定める時に考えるだけで十分です。

適正という枠に捕らわれずに自分らしいトリマーを目指しましょう。

■適性がないからではなく、誰もが経験する通過点

自分にはトリマーとしての適性がないのではないか、トリマーに向いていないのではないか、本当は犬猫が好きではないのではないか?

多くのトリマーがこの壁にぶつかります。

専門学校へ進学する前、就職をする前まではあんなにも大好きだった犬や猫、トリミングという仕事が気が付けば重荷になり、嫌なことに感じてしまう事があります。

これは技術職の世界ではだれもが経験をする「壁」です。

きっとこの壁に当たるには何か思い当たることがあるのではないでしょうか?

・思うようにハサミの技術が上達しない

・周りのトリマーより技術面で劣っているように感じる

・なかなか就職が決まらない

・職場の人間関係がうまくいかない

などです。

このような壁を何度も経験するからこそ「手に職」がつき、将来いつでもどこでも仕事が出来るという自身につながります。

壁を感じた時は、まず立ち止まり、振り返り、時にはペットから距離を置き、気分転換をして、もう一度考えてみてください。

「トリマーを諦めて後悔をしないのか?」

「ペットでない仕事に熱意が持てるのか?」

という事を。

必ずいつか壁を越え、この経験を笑いとばすことが出来ると信じ、日々前進しましょう。

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