トリマー

ペットが好きだけじゃダメ!トリマーに必要なもの、求められるもの

投稿日:2018年4月3日 更新日:

トリマーの仕事は接客業であり、サービス業です。顧客はあくまでも飼い主であり、決して犬が好きという思いだけではスムーズに仕事はできません。

トリマーとして仕事をするうえで大切なこと、身に着けておくべきことを常に心に留めておきましょう。

接客業として社会人マナーは必須

トリミングショップ、ペットショップ、動物病院には実に幅広い年代の方が来店されます。

新卒トリマーである自分と同年代の方もいれば、親世代、祖父母世代の方も多くみえます。

その為、どのような年代の方とも心よく接客が出来ることが大切なことです。

専門学校でトリミング技術を習得した場合、日々同年代の友人と過ごすことが多く、年上の方との会話、対応を経験する機会が実に少ないでしょう。

授業の一環として社会人のマナーや言葉遣いを習っても、実際に披露する場もなくつい聞き流してしまいがちです。でも採用され、スタッフの一員として店頭に立った場合、その瞬間から丁寧な言葉遣い、立ち居振る舞い、社会人としてのマナーが当たり前のこととして求められます。

またトリミングショップでは

・予約や問い合わせの電話応対

・取引先の来店による名刺の受け渡し

・メモを書き、お客様にお渡しをすること

・自身の失敗を謝罪すること

なども日々の業務で生じます。

店舗にかかってくる電話は、個人宛に携帯にかかってくる電話とは異なり、都度店の一員としての言葉遣い、電話のマナーが求められます。

・手に不快な思いをさせないこと

・用に待たせてはいけないこと

・めの言葉を丁寧に伝えること

・丁寧で聞き取りやすい言葉で話しをすること

など、携帯で会話をするとき、意識しないことが多々求められます。

この時、たとえ新人であっても、一社会人であり、大人である以上マナーに沿った対応が必要です。

もちろん同年代のお客様、顔見知りの方であっても仕事という場面では、丁寧な言葉遣いをしなければなりません。

授業で学んだことは、全て実践に結びつき、就職をしたその日から求められることばかりですから、日々真剣に取り組む必要があります。

また先輩、同僚トリマーの言葉遣い、接遇を意識して観察することで自身の不足を補い、しっかりとした対応が出来るように心がけることも大切です。

しつけ、病気に関する知識も大切

トリマーには、単に丁寧な技術だけでなく、しつけや病気に関する知識、経験も多いに求められます。

多くの飼い主さんは、行きつけのトリミングショップに月に1度、2か月の1度と定期的なタイミングで足を運びます。

この時、単に日々のルーチンワークとして対応するだけでは、近隣の競合店が出来たり、より安価なトリミングショップが出来た時にすぐにお客様の足が遠のいてしまうでしょう。

実は多くのお客様はトリマーに技術だけでなく、楽しいコミュニケーションを求めているのです。

・愛犬の話題を共有出来る

・困った行動を相談できる

・病気に関する相談が出来る

などです。

家族以外の第三者とこのような会話が出来る場面は意外に少ないものです。SNSやWEBを通じて、不特定多数の人と交流を持つよりも、実際に犬を間に置き面識のある相手と会話をすることは各段の充実感があるものです。

つまりトリマーの存在やトリマーと交わす会話は、SNSやWEBが発達したからこそ、その付加価値、魅力が明確になってきたのです。

ただし、トリマーとして、動物に関する仕事のプロとして日々様々な情報に触れるうちに、気が付くとつい自身の知識や情報を飼い主さんに一方的に押し付けたり、披露をしてしまいがちになります。

もちろんプロですから、飼い主さんよりも情報量が多いのは当然ですが、求められていることはあくまでも「話を聞くこと」「困りごとを気軽に相談出来ること」です。

接客をする際は、飼い主さんの話が8割、トリマーからのアドヴァイスが2割と心掛けて、適格なアドヴァイスだけにとどめておくと、よりよい関係性を築くことが出来るでしょう。

信用を得ることでより良いサービスの提供ができる

トリマーの仕事は人に接する接客業ですから、相手から信頼を得ることがとても大切です。

信頼を得る方法は決して高い技術力だけが必要な訳ではなく、下記の点を心がけるだけで、新卒、未経験のトリマーでも十分に実現することが出来ます。

①時間を守ること

②相手の名前をきちんと覚えること

③相手の顔を見て話しをすること

です。

実はトリマーの仕事において時間管理はとても重要です。事前に予約をしてくださったお客様が来店する時間、あらかじめ伝えておいたお迎え時間に来店される時間です。

来店時間に合わせてカルテが用意され、スムーズな受付が出来る体制が整っていること、お迎え時間には愛犬のトリミングが終了し、愛犬がくつろぎ待っていることを実践すればよいのです。

しかし実はトリマーの中には、作業に没頭しすぎてしまい、来店時間をおろそかにしてしまう事やお迎え時間の変更、延長が必要な場合でも事前連絡を怠り、お客様を店頭で無暗に待たせてしまうという方もいます。

些細な心配りでお互いの信頼関係の良し悪しは変わるので、日ごろから信頼を得られるよう意識をして仕事に取組みましょう。

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