動物看護師

動物看護師としての悩みや苦労ってつきもの?

投稿日:2018年2月16日 更新日:

動物看護師として働く中で、悩み苦労って多いと思いますか?

どんな職業に就いたとしても悩み苦労・・あると思います。「無い」という人の方が少ないないのでしょうか?

今回は動物看護師として働く上での悩み苦労する事についてお話していきたいと思います。

資格があっても給料は安い

国家資格じゃない、でも仕事はハード・・

動物看護師の資格は、人の看護師のように国家資格ではありません。今では動物看護師になる為の専門学校、大学、短大で動物の看護について学べる場所が増えてきています。それだけ動物看護師の需要は増えているのでしょう。最近では通信教育でも資格も取れるようになっています。

専門的知識を求められながらも動物看護師が働ける環境は整っていないのが現状です。動物病院での業務から病院の運営に関する業務、雑用、掃除などハードな仕事が多く定時に退社することができず残業を強いられることもあるのですが、ハードさとは反対に給料面で反映されにくい職業でもあるのです。

専門学校や大学、短大を卒業して動物看護師の資格を取得していても勤務する病院によって待遇は様々ですが、新人のうちは給料が安くハードな環境での業務となることは覚悟しておかなければならないかもしれません。

ケガが多い

動物看護師の手や腕は傷だらけ・・時には顔を噛まれてしまうことも・・

動物病院に来る動物は、全てが飼い主がいる動物とは限りません。ボランティアで野良猫野良犬などの避妊手術去勢手術病気の治療を受けさせている人もいます。野良猫のほとんどが、人に慣れてはおらず、ボランティアで連れてくる人も捕まえることできないので動物病院で睡眠薬などの薬を処方してもらい餌付けの時に睡眠薬を使い捕まえる時もあります。野良猫でも人に慣れている猫もいますが捕まえると豹変してしまう猫が多いのです。飼い猫や飼い犬でも動物病院に来ると嫌なイメージは記憶に残っているもので普段温厚な動物でも態度が変わる動物もたくさんいます。

そんな動物を相手にする獣医師や動物看護師の手や腕のケガが絶えないんです。

野良猫や野良犬と接する時には十分注意を払います。しかし動物は予測の付かない行動をします。恐怖のあまりキャリーバックから飛び出し院内を逃げ回り普通では登れないような壁にも勢いよく這い上がり失禁や脱糞をします。動物がケガをしないように捕まえようとしたときに興奮状態の動物は噛みついたり引っ掻いたりして人から逃げようとします。ケガを防ごうと革製の厚みのある手袋をしていますが簡単に貫通してしまいます。素手で応戦するよりは傷は浅いですが動物の口の中は細菌だらけなので化膿するし痛みは続きます。時にはパニックになった動物が動物看護師や獣医師の顔に飛びついてきて顔をケガしてしまう事もあるので十分な注意が必要です。ケガの状態によっては、病院で処置してもらうこともあるでしょう。

勤務年数が長く動物の扱いに慣れてくる頃には、野良猫や野良犬、そして普段から噛み癖のある飼い犬、飼い猫の性格や特徴などを覚えうまく保定する事で、動物に噛まれないように回避できるようになっていきます。あらかじめ口輪やエリザベスカラーなどを用いる方法で噛まれたり引っかかれたることを避けれるので新人の動物看護師に比べ、ベテランの動物看護師のケガは減ります。

人間関係が複雑?

コミュニケーションや相性の問題は大きい?

動物病院の規模やスタッフの人数、院長や上司の方針などのよって異なってきますが、毎日の業務は「動物病院」という組織の中で行います。休憩や退社時間以外は、閉鎖的な環境で1日過ごすことになるのです。その中で先輩看護師や同僚、獣医師と、どれだけ良好な人間関係を作れるかによっては「日々、楽しく仕事ができるか?」ということに繋がっていきます。どうしても人とは相性の問題が大きく、「相性がいい」「相性が悪い」などの人間関係に悩む人は少なくないのです。人間関係に悩み、心身的に疲れてしまったあげく退職してしまう人も少なくありません。

まとめ

いかがでしたか?動物看護師の悩みや苦労について理解していただけたでしょうか?

国家資格ではありませんし、誰にでもなれる職業でもあります。しかし専門知識を最大限に発揮できる職業です。給料の面での苦労も強いられてしまうかもしれませんが自分自身のスキルアップの為だと思い「動物が好き」「苦しむ動物を助けたい」という思いを原動力にたくさんの命の手助けができる動物看護師になって欲しいと思います。それでも悩む場合は、比較的規模が大きな動物病院で昇給や給料面を事細かく明確にしている動物病院に就職する事をお勧めします。

人間関係はどの職業でも大きな課題ですよね。スタッフの特徴を見抜くには実習をこなし、休憩中の過ごし方や先輩、後輩の会話など、それぞれ仕事以外、普段の人間関係を探るのも、就職してからの人間関係に関するトラブルを避けるいい方法だと思います。

ケガに関しては何も知らない人から見たら「手や腕が傷だらけ・・」などという見方をされるでしょう。そんな時は、職業を説明したり、または大袈裟な言い方ですが「この傷は自分の職業に対する勲章だ」と割り切る事で気持ちは楽になります。

どこの会社で働くにしても悩みや苦労はつきものです。それをどうポジティブに変えていけるか?という事も「1つの仕事を長く続けらる」という事に繋がると思います。

 

 

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