動物看護師

動物看護師の通信講座!失敗しない選び方のコツ

投稿日:2018年4月25日 更新日:

今現在、動物看護師資格は国家資格ではないことから、動物看護師として働く上で必ずしも資格は必須ではありません。

しかし2012年、動物看護師認定統一機構の設立により動物看護師資格も国家資格へという働きかけも有り動物看護師認定統一機構が運営する資格には、獣医師会が関わっています。近い将来、動物看護師も人の看護師のように国家資格になりその資格がないと動物看護師として動物病院に就職できない職業になっていくかもしれません。

今回は動物看護師の通信講座について通信講座で取得できる資格やお勧めの通信教育は何か?

失敗しない通信講座の選び方のコツについてお話したいと思います。

まず1つ目のポイントは!

取得できる資格の種類

動物看護師育成の専門学校や大学に比べて手軽に学べる通信講座ですが、通信講座では、就職に有利になる資格は取得できるのか?

取得できる資格の内容はどのような資格なのでしょう。

通信講座によって資格の内容は様々です。その中でも就職に有利だと思える物を私の経験からピックアップしていきたいと思います。

★動物看護士

動物病院で獣医師の診療をサポートする仕事。今現在、動物看護師として動物病院で働くには必ずしも必須の資格ではありません。しかし動物看護学を学ぶ事で就職には有利ですし、就職後にも学んだ事は、必ず役に立ちます。

ここで注意しなければならないのが実際に足を運び動物病院の現場を見ておくことです。十分な実習は必須だと言っても過言ではありません。

★ペット販売士

動物の健康や飼育方法に関する知識を兼ね備えたペット業界の専門家です。民間団体のペット技能認定協会が認定している資格で動物愛護法の法令により、

ペットショップなどで生体を販売する上で、飼育者に飼育方法や躾、フードやペット用品などアドバイスや指導をする義務が販売にあたるペットショップ側にはあります。生体を販売するにあたり動物の事だけではなくフードに関する知識や動物法についても専門的知識が要求されます。

今現在、ペット販売士の需要は増えておりどちらかというと経営者側の資格なのでペットショップなど生体を扱う業界には有利な資格だといえるでしょう。

★ドッグトレーナーライセンス

ドッグトレーナーとは、家庭で飼育されている犬の躾や訓練などを飼い主の代わりに行う仕事が主です。無駄吠えや噛み癖など人間社会で共に暮らすことが困難な犬を施設で預かり訓練をします。犬を訓練してもドッグトレーナーのいう事は聞いても飼い主のいう事は聞かないという事も増えており、同時に飼い主に躾のアドバイスも行います。

主に活動拠点は、ペットショップやしつけ教室などで中には警察犬や盲導犬協会で活躍しているドッグトレーナーも多く存在します。

訓練士などを目指している人には就職に有利な資格だといえるでしょう。

★ドッグシッター(ペットシッター)

人でいう、ベビーシッターの動物版。留守中の飼い主に代わりペットのお世話をする仕事です。

ペットシッターとして開業するには「動物責任者」の資格が必要です。日本ペットシッター協会が認定元で「ペットシッター」の資格を取得することで認定されます。その資格を最寄りの保健所や愛護団体に提出すれば「動物取扱業」登録が可能です。

★ペットセラピスト

ペットセラピストとは、人間が動物を癒やす仕事です。心ない飼い主に虐待を受けて心に傷を負い人間を信用できなくなったペットにもう一度人間と暮らす楽しみが得られるよう動物のストレスや怯える元となる原因を取り除いたり癒やす事が必要です。動物の心に寄りそう仕事です。

ペットセラピストは知名度は低く公的な資格もありません。しかし海外では多く活躍している職業です。

★愛玩動物飼養管理士

動物愛玩飼養管理士(どうぶつあいがんしようかんりし)とは、日本愛玩動物協会が認定している資格です。動物愛護、適正飼養管理に必要な法律を日本動物愛護協会が主催する通信教育で知識や技能を学び試験に合格した者を協会が認定登録されます。

愛玩動物飼養管理士には1級、2級と資格がありそれぞれ受験資格が決められています。

●2級愛玩動物飼養管理士

受験資格年齢:18歳以上

動物愛護に関する法律に違反していない者

●1級愛玩動物飼養管理士

2級愛玩動物飼養管理士資格所有者

主な活動拠点はペットショップや動物病院で愛玩(ペット)となる動物が集まる場所で、飼育方法やアドバイスを行ったりボランティア活動として活躍しています。

★動物介護士

動物介護士とは、日本ペットキャリア教育技能検定協会や日本ペット技能検定協会、この2つの民間団体が認定している資格です。

小動物介護士・老犬介護士などの資格が存在します。

主な活動拠点は、老犬や老猫のお世話をする仕事で、人でいう老人ホームに当たります。近年、飼い主の知識向上や動物医療の進歩により平均寿命が延びています。20歳近い犬や20歳を超えた猫が増えてきています。長生きすることはとても喜ばしい事ですが、一方で動物の痴呆が現われ、その痴呆が飼い主を苦しめてしまってるという現状でもあります。そういった動物を一時的に飼い主から預かりお世話しているのが動物介護士です。

 

まとめ

いかがでしたか?動物看護師の通信講座について参考になったでしょうか?

通信講座は手軽に動物看護学を学べ、動物看護師以外の資格も取得できるという魅力があります。現在違う職業から転職を考えている人のはお勧めでしょう。専門学校に通うよりも時間の調節が可能ですし働きながら勉強もできます。

しかしデメリットもあります。

デメリット① 実習経験不足による離脱

実習の経験ない事が専門学校や大学などに通っている学生と大きな違いとして現われます。

私が勤務していた動物病院に数名、通信講座で動物看護師の勉強をしている人が知人の伝で見学を兼ねて初めて動物病院に実習で来たことがありました。実習中に実際に思い描いていた職業と異なったのでしょう。1日、2日の実習でリタイアしてしまい通信講座も辞めたと聞いた事がありました。専門学生でなくても実習を受け入れてくれる動物病院はたくさんあります。進んで実習を取り入れたほうが失敗しない方法の一つといえるでしょう。

デメリット② 動物看護師認定統一機構が認定する試験が受けれない

通信講座は民間が認定する資格は取得できますが、最も就職に有利となる資格の「認定動物看護師」試験の受験資格はありません。

「認定動物看護師」の受験資格は、動物看護師認定統一機構が推奨する専門学校または大学でカリキュラムを受講し、必要な単位や出席日数が必要です。

まずは、自分自身、どの現場で活躍したいか?どの分野を極めたいか?という事を予め決めておくことも失敗しない為にも必要かも知れませんね。

 

 

 

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