動物看護師

動物看護師の転職率が高すぎる理由

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なぜ?「動物看護師になりたい」「動物を助ける手助けをしたい」と専門学校や大学で動物看護学を学び、動物看護師の資格を取得して実際に動物病院で働くことが叶い、毎日動物と接する事ができる「動物看護師」の職は動物好きにとって天職と言っても過言ではありません。しかし天職にも関わらず就職してすぐに転職もしくは離職する人が多いのでしょうか?

その背景には理想と現実のギャップが大きく関わっているのかもしれません。

今日は「動物看護師の転職理由」についてお話ししたいと思います。

その①労働時間が不規則・休めない

勤務する動物病院によって勤務時間や勤務体制は異なりますが、転職の多くの理由が「勤務時間が長い」ということがあげられます。

診療時間が終わっても必ず定時に退社できる動物病院は少ないのでは無いでしょうか?

診療時間内に雑用から掃除まで済ませる事ができる体制で無い限り診察が終わっても退社できないでしょう。患者数が少ない病院だったりスタッフの人数が多い動物病院では可能かもしれません。しかしどんなに雑用が残っていようが診療時間内は診察に集中して治療に当たらなければならないのです。

その為、診療終了後に仕事が残っていれば診療時間が終わってから、診療に使った医療器具や薬などのかたずけや、掃除などを行う必要があります。

もしかしたら、動物の命を救うために緊急で手術や処置が必要な場合もあるでしょう。そうなると勿論、退社することはできませんし、先輩看護師が処置に当たったり、手術の助手に入っていた場合に、「自分だけ帰れない」という雰囲気になっているのかもしれませんね。

その②人間関係のトラブル

次に上げられるのが「人間関係」です。スタッフの人数や動物看護師同士の年齢に寄っては、話が合わなかったり、獣医師との相性が悪かったりと居場所がないという環境が転職に繋がるのでしょう。

動物看護師の仕事は一人では成り立ちません。獣医師や他の看護師と「動物病院」という限られた狭い空間の中で一日仕事をします。その空間の中で毎日顔を合わせるスタッフとの良い関係を作っていかなければ毎日が楽しいと思える職場ではなくなり苦痛しか残らない職場になってしまいます。

そうなってしまえば転職もしくは最悪な場合、離職という選択に繋がってしまいます。

その③動物の苦しみや死を受け入れられない現実

思い描いていた「動物看護師は毎日可愛い動物と触れ合える」「動物を救える手助けなら何でもできる」という思い描いていた理想が実際、現場に立った時に大きく崩れたのでしょう。

実際には交通事故に遭い無残な姿となり動物病院に運ばれて来ることも多々あります。治療の甲斐無く苦しみながら亡くなる動物もたくさんいます。

その現状を目の当たりにしたときに耐えられなくなる人が多く、転職に繋がるようです。

まとめ

いかがでしたか?「動物看護師の転職理由」について理解していただけたでしょうか?

転職にも色々なあります。

●また同じ動物看護師として自分にとって合わなかった動物病院を辞めて他の動物病院で「動物看護師」として就職する人。

●「動物看護師」からかけ離れて全く違う職種に付く人。

●動物看護師の資格を生かして転職する人。

など様々な転職方法はあります。転職していく人の中では、動物病院という現場から離れて初めて気づく人も多く「やっぱり動物と触れ合う職業に就きたい」と思う事は多いようです。

実際に動物の死や苦しむ姿を目の当たりにして耐えれず転職を考えた時に動物看護師の道ではなく、動物の死に直接関わらないで動物と接する事ができるドッグトレーナーやペットショップでの生体販売などの職業に転職する人も多いと思います。

その中には動物看護師の仕事を数年経験してから、「もっと動物の為に何かしたい」という思いで犬や猫の老人ホーム設立や、子犬や子猫のミルクボランティア活動をしている人も多く存在します。この仕事は、動物看護師で培った経験は大いに役に立つ職業だといえるでしょう。

もう一度良く考えて欲しい事は、ただ単純に「動物はかわいい」「動物が好き」「動物と毎日触れ合えるなんて楽しそうな仕事」という軽い気持ちだけでは絶対に勤まりません。時には辛い現状と向き合い乗り越えていける心の強さが必要な職業です。

対人関係においても人に合わせることができるような「協調性」をしっかり持ち、「毎日が楽しい」と思える職場環境を整える為にも他のスタッフとのコミュニケーションを大事にして欲しいと思います。ここで注意しなければならないことは、「親しき仲にも礼儀あり」という言葉のように馴れ馴れしく先輩動物看護師や獣医師に対して、タメ口であったり友達のように接しないことです。

ある程度の距離を保ち接してください。これは同僚であっても同じ事がいえます。

「人懐っこい人と」「馴れ馴れしい人」とは紙一重という事は覚えていて欲しいと思います。

失敗しない職場選びをする為には、実習などで動物病院の体制や人間関係を見極めておく必要があるかもしれません。

投稿者プロフィール

JUN
JUN
元動物看護師。20歳の時に、近くの動物病院へ動物看護師として就職。それから20年、動物病院でチーフ看護師をしていました。2015年3月、出産を気に、退職。現在は、子育てをしながら、新人看護師のためになる記事を執筆中。そして現在、10歳のシーズ、13歳のアメショを飼ってます。

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