トリマー

なぜ高いの?トリマーの退職、離職率

投稿日:2018年6月28日 更新日:

トリマーの人手不足、経験者不足がたびたび話題に上がります。求人情報を検索すると様々な案件があり、人手不足であることは一目瞭然です。

せっかく技術を身に着け、大好きな仕事につけたにも関わらず退職、離職をしてしまう理由はどのようなことなのでしょうか?

■労働環境の整備は他産業に大幅に遅れています

トリマーは離職率や退職率が問題になるだけでなく、専門学校を卒業してもトリマーの道には進まないというケースも多く慢性的な人材不足が問題視されています。

せっかく大好きな犬猫に関わる仕事なのに、高額な学費を支払い進学をしたのにという声もありますがトリマー業界特有の体質がその原因となっていることは明らかです。

トリマーの仕事はある種、職人気質なところがあり技術を身に着けるまでは一人前扱いをされません。そのため終日勤務をしていても驚くほどに低賃金なこともあり、社会人、一人暮らし、奨学金の返済という問題がクリアされません。

また就職活動にあたり他業種の待遇を目にすると余りの待遇さに好きなことを仕事にするという厳しさを実感します。

ただ近年、深刻な人材不足解消のために大手トリミングチェーンを中心にトリマーの待遇が改善されつつあります。

この流れを受け個人経営のトリミングショップも昔ながらの待遇を改めないと人材確保が出来ないという状況になり、徐々に待遇改善が進んでいます。

技術職ですから、十分な技術が身につくまでは同僚や先輩がその不足分を補う手間がかかります。その分待遇面は厳しい期間もありますが、必ず技術は向上し、待遇も改善される時がくるのでスタートラインに立ったその時点で将来を諦めてしまう事の無い様考えましょう。

■低賃金、長時間労働、非正規で将来が不安

トリマー専門学校にはここ10年ほどで男性トリマー希望者の数が増加傾向にあります。トリミング業界全体でも男性トリマーは増え、独立開業したり、店長になったり、ドッグショーで活躍をしたりと様々です。

ただ男性トリマー希望者が増える一方で離職率は大変高く、ベテランと呼ばれる年齢まで仕事を続けるケースは極まれです。

この理由はトリマー業界特有の低賃金、長時間労働、非正規雇用が関係しています。

トリマーの新卒、未経験の給与相場は15万円ほどです。この金額から各種税金や保険を差し引くと手取りは12~13万円ほどです。

この金額では一人暮らしはなかなか難しいでしょう。

その後数年のキャリアを積み店長職に昇進した場合でも給与相場は20万円前後ですから手取りは15~17万円です。

この金額では将来の人生設計にい不安を感じ、別業界への転職を検討するのも無理はないでしょう。

もちろんトリマー業界でも正規雇用の波は広がりつつありますが、肩書のみが正社員となるだけで給与額面は変わらないというケースが大多数です。

その上トリマー業界では定期昇給やボーナスという慣例がない事から、生活、収入面での退職は後を絶ちません。

この流れは今後も大きく変わることはありませんが、雇われトリマーではなく独立開業をするという方法で長年に渡りトリマーを続ける男性も増えつつあります。

業界全体を変えることはできませんが、自分自身の将来設計として考えるならまだまだ可能性が広がる世界です。

■女性ばかりの小規模運営は人間関係が大変

トリマーの離職理由に職場の人間関係というものが上位に上がります。もちろん給与や待遇面で不満はあるものの、それを上回るのが人間関係の不満です。

もちろんトリマーに限らずどのような環境でも人間関係の不満はつきものです。大きな企業に勤めていても同じでしょう。

ただ違うのはトリマーの職場環境は小規模で女性ばかりの運営という点です。

問題解決も全て自分たちだけで解決をしなければならないという点で息苦しさを感じることもあります。

もしこのことを理由に転職を考えるのであれば、新たな就職先にはより人数の多い店舗にする、大手のチェーン店にするなどの職場環境が大きく変わることも検討してみましょう。

もちろん大手には大手なりの窮屈さもありますが、待遇面では法令が順守されていることが多い上に、職場の同僚以外の上司や責任者が存在するのでもしもの時は相談役をお願いすることも出来ます。

■自身のスキルアップを目指したいと思う事も当然

トリマーの仕事はトリミング技術をひたすらに追い求める世界です。専門学校を卒業し数年が経ち仕事にも慣れると当然別の世界、職種に関心が向くことも珍しいことではありません。

例えばパソコンを使用する事務職に就いてみたいと思う事もあれば飲食や販売業に関心が向くこともあります。

資格や語学を勉強し語学留学をする事も選択肢になります。

つまりトリマーに限らず就業後数年で新たな世界へ関心がむくことはよくあるものです。

ただトリマーの世界は給与待遇の面で不満が募りがちなこともあり、仕事の継続よりも別業界への転職が多くなりやすいのでしょう。

ただせっかく実現した自身の夢ですから周囲の声や高い離職率に惑わされることなく自分の道を進むことも大切なことです。

adsense

adsense

-トリマー

Copyright© ペットワークス.jp(トリマー等、どうぶつ専門の求人情報サイト) , 2019 AllRights Reserved.

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。