ペットシッター

ペットシッターの仕事内容

投稿日:2019年1月10日 更新日:

ペットシッターという仕事が最近国内でも注目を集め始めています。

海外ではこの仕事は数十年前から普及し、日常のごく当たり前なサービスでもありました。でも日本ではペットホテルの普及がメインになりペットシッターが遅れがちで、一時はほぼ皆無の状態にまでなっていました

しかし近年の共働き世帯の増加や老犬介護の問題、しつけへの関心の高まりを受け、様々なスタイルのペットシッターが誕生しています。

ここでは多様化するペットシッターの仕事内容について詳しくご説明させていただきます。

■主な仕事は留守宅でのお世話代行

ペットシッターに最も多く寄せられる仕事依頼は、留守宅へ訪問し犬猫、小動物のお世話を代行する仕事です。

旅行や出張、急な残業でペットのお世話が難しいという飼い主さんに代わり食事や散歩、清掃を引き受けます。

基本的な仕事の流れは下記です。

①飼い主さんから仕事依頼を受ける

②事前の面談、ヒアリングを行い代行する作業内容、ペットの情報、料金や鍵の授受について確認をします

③指定された期日に自宅を訪問し依頼内容にそって作業を進めます

④作業完了後報告を済ませ、鍵の返却等を行い完了です

仕事は大抵の場合、朝夕の2回分をセットで依頼されます。時には朝の訪問時に室内カーテンの開閉や換気などを依頼されることやペットの排泄物等のゴミ出しなども作業に含まれることもあります。

日本では留守宅の他人が部屋へ上がることに生理的な抵抗感が強くあります。そのため依頼者とペットシッターの間ではしっかりとした信頼関係が必要です。事前の面談やヒアリングでは細かな項目までしっかりと確認をし、依頼者が帰宅した際に不快感を抱かぬよう注意しましょう。

最近では訪問時にスマホを活用し飼い主と動画と中継し作業報告やペットの様子を知らせるという取り組み方をするペットシッターも増えています。

■しつけ、トリミング、散歩代行を請け負うスタイルも人気

ペットシッターとして仕事をするには、特定の資格制度はありません。それぞれのペットシッターは自分の得意分野や経験を生かし様々な差別化を行い仕事を引き受けています。

具体的には

・訪問型トリマー

・訪問型個別レッスンのトレーナー

・訪問型老犬介護

などのサービスが人気を集めています。トリマーやトレーナー、動物看護士の資格や経験を生かし、仕事をすることが出来るので、自分らしい働き方を見つけることが出来るでしょう。

もちろん基本的な仕事内容は飼い主のお世話代行です。

トレーナーの場合、共働きで子犬を家族に迎えたものの、毎日長時間の留守番が必要というケースにニーズがあります。留守宅を訪問し子犬のトレーニングを引き受けたり、散歩やドッグランへ連れ出すことも好評です。子犬にとって生後半年までの期間は社会化トレーニングが必要な重要な期間です。室内のサークルで一人留守番をするばかりでは、気が付けば神経質で臆病な内弁慶になってしまいます。忙しい飼い主に代わり、子犬のトレーニング代行をすることもペットシッターの重要な役割です。

また別のケースでは飼い主が在宅をしているものの、ペットの世話が十分にできずに依頼を受ける場合もあります。

例えば飼い主が

・高齢

・怪我を負った

・妊娠中

などの場合に依頼があります。日々の散歩代行やペットフードの買い出し、トリミング、通院の送迎などを代行することで、ペットも家族もお互いがストレスを感じることなく生活をすることが出来ます。

■高齢犬の介護を専門とするスタイルも話題

今や犬の平均寿命は15年前後とまさに長寿化しています。家族とともに過ごす時間が長くなったことは大変喜ばしいことですが、一方で加齢による寝たきりや痴呆症の問題も深刻化しています。

もし愛犬が寝たきり生活になってしまった場合、終日2,3時間おきに体位変換(寝返り)をさせてあげる必要があります。もちろん夜間、早朝も例外ではありません。この間に排泄や食事の補助も必要です。

たとえ家族総出介護に取り組んでも愛情があってもこの生活は想像以上に負担が大きいものです。

もちろん共働き世帯や一人暮らし世帯ではこのような数時間おきのお世話が難しいでしょう。もちろん家族の在宅がある場合でも連日このような時間的な拘束があれば、日常生活もままならなくなります。

このような問題を抱えるなかで、高齢犬のお世話代行を引き受けてくれるペットシッターが注目を集めています。

動物看護士などの資格を生かし、

・適切な方法での体位変換

・褥瘡(床ずれ)のケアや予防

・排泄介助

・身体の洗浄や爪切り、耳掃除

など定期的に必要になるお世話を代行してもらえること、気兼ねなく依頼し留守にできることは飼い主にとって大きな支えとなります。

自宅を訪問し介護やお世話の代行をしてくれる上に、家族と共にペットの問題に向き合い、共感してくれる相手がいるという事はとても心強い存在です。

ペットシッターはこれまでのような留守宅でのお世話代行だけでなく、様々な仕事を期待される役割に変化しました。今注目の職業としてぜひ知っておきましょう。

 

 

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