★動物看護師ってどこで活躍しているの?★
動物看護師の活躍の場は、主に動物病院での活躍が多いのではないでしょうか?
その他にトリマーの資格を取得して美容室がある動物病院でトリマー兼動物看護師の二役をこなす動物看護師もいます。
動物看護師として動物病院に勤務したのちに経験を生かして様々な仕事に転職する看護師もいます。
例えば・・
●ドッグトレーナー
●ドッグセラピスト
●動物の老後施設(人で言う老人ホーム・介護施設)
●ペットショップでの生体販売・子犬・子猫の体調管理
●夜間救急の動物病院(県によっては24時間体勢の動物病院もあります。)
●獣医学科付属の動物病院
まずは動物病院での動物看護師がどのように活躍しているか?お話ししていきます。
動物病院
動物病院では、一番の役目は、獣医師がスムーズに診療できるように補助をすること。そして飼い主とコミュニケーションを取ったり、入院患者(動物)のお世話をしたり獣医師と飼い主との架け橋となる重要な存在です。その活躍の場は幅広く勤務する動物病院によって差はありますが、受付(医療事務)、臨床検査技師、手術の助手、麻酔管理、薬剤師の役割を全て行います。
ドッグトレーナー
ドッグトレーナーとは、犬のしつけや訓練を行う仕事です。小型犬から大型犬と様々な犬が訓練所にはいます。無駄吠えや噛み癖などの問題行動をなくし人間と生活ができるように飼い主から犬を預かりしつけをして更に飼い主の指導も行います。その他にドッグトレーナーは、警察犬学校や盲導犬・聴導犬の育成にも関わっている人もいます。ドッグトレーナーになるには最低限、しつけの仕方や犬の問題行動についての知識が必要です。また資格も民間ですが「ドッグトレーナーライセンス」という資格もあります。必ずしも資格が必要ではありませんが専門学校などで取得できます。
ドッグセラピスト
ドッグセラピストとは、人が動物を癒やす仕事の一つです。保護施設やトレーニング施設で犬の精神的な部分を癒やす役割をしています。虐待などで心を閉ざしてしまった犬などの心のケアをします。
ドッグセラピーという言葉を聞いたことがありますか?老人ホームなどに犬を連れて行き犬と接することで人を癒やす活動をしている施設もあるのでそこで活躍できます。
動物の老後施設
近年、動物も高齢化社会と言われています。飼い主の知識向上や、質のいいフードの開発により長生きする動物が増えてきています。人でも老人の介護やデイケアなど専門にしている施設が多くありますね。動物の老人ホームも多くはありませんが増えています。痴呆で飼育困難になって預けることや留守にするときにホテル利用することもできる施設があります。老犬のお世話など飼い主の負担となってしまうようです。痴呆を患っているならなおさら大きな負担となるでしょう。そんな老犬だけを預かりお世話している施設のも動物看護師は活躍しています。
ペットショップで生体販売や体調管理飼育のアドバイス
看護師の経験を生かしてペットショップでの子犬、子猫の体調管理や飼育についてのアドバイス、しつけやフードについての指導などに関わる仕事です。看護師の経験から子犬や子猫の体調の変化に気づくことができるでしょう。トリマーの資格を持ち合わせている場合はトリミングに携わりながら、飼い主にお手入れのアドバイスもできます。中にはペットショップの経営に携わる人もいます。
夜間救急動物病院
夜間救急動物病院では、救急患者(動物)を主に診察します。勤務する夜間救急病院にもよりますが、迅速な判断力やスピードを必要とする場なので主に経験者を雇用している病院が多いでしょう。時間も夜から早朝まで、または24時間体勢の病院もあります。数年、動物看護師として経験やスキルを身につけ夜間救急の動物看護師に転職することも多いでしょう。更に自分のスキルアップを目指す動物看護師にはお勧めです。
獣医学科付属の動物病院
人でも医学部付属の病院が多くあります。獣医学科付属の動物病院でも動物看護師が活躍しています。主に獣医師の学生が臨床経験を積む場所でもありますが、一般の動物病院で手に負えない重症患者(動物)のCT検査、MRI検査など一般の動物病院には無い医療機材が大学病院にあるので、一般の動物病院から紹介で来院することが多く、詳しい検査が必要な患者(動物)の診療や治療をしています。大学病院でも動物看護師は獣医師の診療の手助けを行う重要な存在です。大学付属の動物病院は、一般診療をしていないところもあります。子犬や子猫の予防接種や健康診断などは行ってないと思います。
まとめ
いかがでしたか?
動物看護師が活躍できる場所についてどう感じてもらえたでしょうか?
主に動物病院での活躍が一般的ですが、動物看護師として長年経験を積み、また違う場所で動物看護師で学んだスキルや経験を生かす事ができる場所はたくさんあると思います。人と動物を繋ぐ役割として動物看護師の存在は、動物病院以外でも大きな存在でもあり需要は増えているといっても過言ではありません。

元動物看護師。20歳の時に、近くの動物病院へ動物看護師として就職。それから20年、動物病院でチーフ看護師をしていました。2015年3月、出産を気に、退職。現在は、子育てをしながら、新人看護師のためになる記事を執筆中。そして現在、10歳のシーズ、13歳のアメショを飼ってます。