訓練士・トレーナー

ドッグトレーナーとは

投稿日:2018年7月17日 更新日:

ドッグトレーナーとはその名の通り犬の訓練を仕事とする方のことです。

国内ではドッグトレーナーという呼び方は主にペットを対象とした訓練に取り組む方を意味します。警察犬や災害救助犬など特殊な訓練を施す方の事は訓練士と呼び、それぞれの仕事内容を区分しています。

■大好きな犬と仕事が出来る!ドッグトレーナーになるには?

ドッグトレーナーになるためにはまず

・犬の基本的な扱い方

・犬の生態や行動学

・犬の種類や名称

など様々な基礎知識を身に着ける必要があります。たとえこれまでにペットとして犬を飼った経験がある場合でも今後仕事として犬を扱う上ではまだまだ知識も経験も不足しています。

そのため

・専門学校に通う

・開業しているトレーナーの元で働く

・通信講座を受講する

・留学をする

など様々な選択肢の中から自分にあった方法を見つけ不足している知識や経験を補う事から始めます。

犬のしつけは家庭で暮らすペットのしつけから特殊使役を担う犬まで大変幅広く、専門学校に通うだけでは決して十分ではありません。あくまでも専門学校はスタートラインであり、仕事として取り組む、自分の専門分野を見つけるための方法です。

決して学校の卒業=プロのドッグトレーナーではない事をしっかりと認識しておきましょう。

■ドッグトレーナーになるための資格は全て民間資格

国内でドッグトレーナーとして仕事をするには特別な資格は必要ありません。それぞれの民間団体が独自の資格制度を構築しています。

ただその中でもJKCの認定資格は警察犬訓練所などでも取得を推奨される難易度の高い資格です。専門学校在籍中に初級資格を取得することが出来、その後のステップアップは都度開催される試験を受け資格を取得します。また資格取得者向けの競技会や訓練のn発表の場も定期的に設けられています。

現状、ペット関連の仕事は獣医師以外全て民間団体の認定資格です。開業、就職にあたり必須となる資格はありませんので、自分にあった方法で勉強をし技術を習得することが出来ます。

ただし開業にあたっては事前に開業予定地の自治体に届け出を行い、動物取扱業の認可を受ける必要があります。

ドッグトレーナーの手法は様々なタイプがあります。

例えば

・犬をほめて伸ばす方法

・音による体罰を用いる方法

・チョークチェーンを使用する方法

・クリッカーを使用する方法

・犬笛を使用する方法

・ハンドサインで指示をだす方法

他にも様々な方法があります。さらに犬の種類、生活環境、抱えている問題行動によっても手法を使い分ける必要があります。

つまり取得した資格がそのまま活用できるわけではなく、その内容を基礎して自分の考えにあう手法を見つけ、学習し実践で活用できるよう経験を積むことが必要です。

■ドッグトレーナーの就職先は多種多様

ドッグトレーナーの仕事は30年ほど前は警察犬の訓練に就職先が限られていました。

家庭で飼育するペットのしつけを有料で受けるという文化がまだ定着していなかったためです。しかしここ最近は、犬にも社会化が必要なこと、社会で共生するためのしつけが必要なことが広く知れ渡り、多くの飼い主が熱心にしつけに取り組むようになっています。

その結果、ドッグトレーナーのニーズも多様化し様々な就職先、選択肢を持つことが出来るようになりました。

その一例は下記です。

・ペットショップで販売用子犬のしつけを行う

・購入者に向けたしつけ教室を行う

・家庭で訪問し個別対応のしつけ教室を行う

・民間試験合格を目指し犬のしつけを行う

・犬の競技会のためにしつけを行う

・テレビタレントを勤める犬のしつけを行う

・犬の保育園を開業する

・ペットシッターを開業する

・執筆や原稿作成を仕事にする

・専門学校の講師になる

など仕事内容は多岐に渡ります。

いずれの道が自身に合っているか、なかなか判断がつきにくい事も当然です。企業から掲示される求人情報だけでは仕事の実情ややりがいは想像しきれません。

もちろん一旦就職をしても、年数を重ねることで自身が成長し新たな目標が出来ることもあります。

仕事を通じて新しい目標もきっと出来るでしょう。

つまり就職をしてたとえその環境が自分に合っていないと感じても決して仕事自体を諦め、この業界から離れる必要はありません。

様々なニーズがあり、様々な仕事がある中で次はきっと自分にあった環境を探す!と強く思い続けることも大切です。

もちろん仕事を通じて国内のしつけ手法や飼い主の認識の甘さに嫌気がさすこともあるでしょう。

ただこのようなことは決して即日で結果を出すことはできません。時間をかけ、自分の意見や手法を浸透させ、情報を発信し続けることで成果が出ます。

ドッグトレーナーの仕事は女性でも数十年と長いキャリアを持つ方が多い仕事です。結婚や出産などのブランクを経ても復職し、開業し自分らしい方法で続けることが出来ます。

仕事に壁を感じた時こそ、他の選択肢があることを思い出し自分らしい方向を探してみましょう。

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