訓練士・トレーナー

ドッグトレーナー(犬の訓練士)の仕事内容

投稿日:2018年7月24日 更新日:

トリマーやペットショップスタッフに比べトレーナーや訓練士の仕事は内容がわかりにくく感じるでしょう。トレーナーや訓練士の仕事はその就職先によっても大きく異なるので代表的なパターンをご紹介させていただきます。

■ペットショップに勤務するトレーナーの仕事内容

ペットショップに勤務するトレーナーの仕事内容は

・子犬の購入希望者、購入者からのしつけ相談

・パピーパーティの開催

・しつけ教室の開催

が主な仕事です。基本的には飼い主同伴で参加をするレッスンなので、土日が最も忙しいスケジュールになります。

平日や日中の来客数のすくない時間帯には資料作成や子犬のお世話、清掃などを受け持ちます。

しつけ教室はまだまだその必要性の理解が低く、しつけは家族だけで十分終えることが出来ると考えている方が大勢います。中には問題行動を犬種の特性と捉え、しつけの必要性を実感されていない事もあります。そのような方々にしつけの必要性を提案することも大切な役割です。

子犬の販売後のアフターフォローが如何に充実しているかが今やペットショップの評判を大きく左右します。このアフターフォローにしつけの知識や経験が名による重要とされているので、ペットショップでは近年積極的にしつけの有資格者を採用しています。

■訓練所に所属する訓練士の仕事内容

警察犬や盲導犬などを育成する訓練所に勤務する場合、基本的には住み込みが条件になります。犬の生態をしっかりと理解し、犬うとの関係性を築くためには日々寝食を共にすることが必要だと考えられているためです。

あくまでも家庭のペットではなく、特殊使役を担う犬の育成だからこその条件と言えるでしょう。

訓練所での朝は早く、5時、6時からすでに犬舎で犬の世話を始めることも珍しくありません。朝の散歩、排泄、食事を済ませ訓練を行います。

犬の訓練は終日行うものではなく、30分、一時間と時間を区切り、小刻みなスケジュールで行います。これは犬の疲労への配慮ではなく、犬の集中力が最大15分ほどしか持続しないとう脳の仕組みに関係しています。

犬は訓練士の支持であれば、もちろん長時間の訓練にも耐えますが、集中力は途切れ成功率が下がります。そのため集中力を必要とする訓練を行う場合は時間を区切り、調整をします。

もちろん筋力の維持、体力増強も必要な内容ですから、知能活動と並行してスケジュールを組み取り組みます。

日中や犬の休憩時間には犬舎の清掃や自身のトレーニング、備品消耗品の買い出し、補充などの業務を行います。

夕方の仕事終わりは比較的早く、夕方には終えることが出来ます。

また訓練所の中には警察署から委託を受け犬を育成している場合は出動要請に応じて犬を派遣する仕事もあります。このような業務は突発的に生じるので都度対応が必要です。

住み込みでの生活ですが、もちろん休日はあります。ただ自身の担当する犬の世話、給餌は休日でも責任をもって行う事が原則です。

仕事内容、給与はそれぞれの訓練所に独自のルールがあるので見学の上、所属を検討しましょう。

■個人で開業し仕事をするトレーナーの仕事内容

トレーナーの資格を取得後、実務経験を積み、個人で独立開業をされる方が増えています。個人での独立開業は訓練以外にも幅広い内容の仕事に対応する必要があります。

例えば

・個人宅から依頼されたしつけ教室の開催

・ペットシッター

・トリミング

・経理業務

・広告宣伝業務

などです。個人での独立開業の場合、継続的に顧客を持ち続けることが何より重要です。そのためには広告宣伝や広報活動も積極的に行い知名度を上げる必要があります。しつけ教室は大抵の場合、自宅の近所であることが重視されます。広告宣伝には地域のフリーペーパーや広報誌なども活用するとより効果的に集客が出来ます。

またしつけ以外にもペットシッターやペットホテル、トリミングなど業務の幅を広げると安定した経営につなげることが出来ます。

■動物保護団体のボランティアトレーニングに注目

国内の犬猫殺処分数は年間数万頭とも言われています。飼育放棄されてしまう犬の中には、無駄吠え、飛びつき、噛みつきなどの問題行動が原因の場合もあります。

このような場合、民間団体が保護をしても新しい引き取り先を探すことが困難です。そのような問題を解消するために、多くのトレーナー、訓練士が無償でしつけに取り組む活動が今注目を集めています。

犬の問題行動を理解したうえで適切なしつけを行うことで、犬の問題行動は必ず解消出来ます。問題行動が解消され、人間との共生の方法を理解した犬はきっと新しい幸せを見つけることも出来るでしょう。

あた動物保護団体ではしつけ教室を開催し正しい犬のしつけ方を飼い主に習得してもらうという活動も行っています。実は犬のしつけには飼い主自身の知識や接し方も重要だからです。

保護された犬が再度問題を起こし悲しい思いを繰り替えさないようこのような取り組みを継続するためには、トレーナー、訓練士の協力と理解がかかせません。

仕事の合間、休日などを利用しこのような仕事もぜひ取り組んでみましょう。

 

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