訓練士・トレーナー

ドッグトレーナー(犬の訓練士)の現状と将来性

投稿日:2018年8月16日 更新日:

ドッグトレーナー(訓練士)を目指す時、資格取得後の仕事はある?就職先は?長年に渡って仕事を続けることが出来る?と

不安を感じることもあるでしょう。日本ではまだまだしつけや訓練の必要性への理解度が低く、しつけは家族がするものと考えられています。

日本のこのような考え方と踏まえたうえでドッグトレーナー(訓練士)の将来性について考えてみましょう。

■日本での独立開業は至難の業

海外では犬を飼う時にしつけ教室に参加したり、十分な飼育、しつけの経験を持っていることは当然と考えられています。特に子犬を飼う場合は積極的に他人や他犬と交流を持たせ十分な社会化トレーニングを施します。

しかし日本の場合、しつけと言えば

・トイレ

・オスワリ

・マテ

の3つで完了と考えているほどに軽視されています。そのため散歩に連れ出せば引張り、無駄吠えをし、中には飛びつく犬もいます。

犬の社会化トレーニングの重要性や問題行動の予防などが注目を集めるようになると、大手ペットショップを中心にしつけの迷妄活動が行われていますが、なかなかレッスン費用が高額なこともあり多くは目標半ばで曖昧に終わっています。

日本で犬のしつけや訓練の資格を取得し、その後独立開業をして、十分な収益を上げることは大変困難なことです。中にはしつけの世界で大変有名になり、本の出版やDVDの発売、テレビ出演と華々しい方もいますが、全てのドッグトレーナー(訓練士)と比較とすると如何に少数かがわかるでしょう。

日本でドッグトレーナー(訓練士)として独立開業をし十分な収益を上げるためには、広告や看板を上げるだけではかないません。

熱心な営業活動やペットショップ、動物病院と提携し常に新規顧客を獲得できる方法を確立することが必須条件です。

難しいことではありますが、この方法で実際に成功を収めている方もいるので、自分にあった方法で働き方を考えてゆきましょう。

■長年に渡って仕事をするなら、副業も視野に

日本では犬のしつけや訓練は子犬の時期にのみ検討されます。大抵は家族に迎え数か月がたつと多少の問題行動も家族内で妥協や諦めの気持ちが生まれ、しつけによる矯正を考えないようになります。

そのため、子犬を対象としたしつけ教室だけでは当然仕事量は少なく、長年に渡る仕事の継続は難しいでしょう。

ただドッグトレーナー(訓練士)としての経験や知識は決して無駄ではありません。この経験やスキルがあるからこそできる仕事もあります。

例えば

・ペットシッター

・専門学校の講師

・原稿作成ライター

・イベントの運営

・ドッグショーのハンドラー

など様々です。中にはドッグセラピーに携わる方もいます。自分の経験や知識を多いに活用すればいくらでも仕事を見つけ出すことは出来ます。

もちろんこれまでの日本のスタイルにこだわる必要もありません。

ドッグセラピーやアニマルセラピーはほんの10年前までは国内ではほぼ周知されていないものでした。しかし海外の事例を参考に国内でもセラピードッグが育成され、実際に病院や施設を訪問することで実績を上げると徐々に注目を集めるようになり、いまでは専門の団体も立ち上がるほどです。

今後ペットとの生活はますます変化し、ペットに求められる役割も多様化してゆきます。そのような時こそドッグトレーナーの出番です。

望まれていること、海外では実践されていることを国内で具現がするための指南役をドッグトレーナー(訓練士)が担いましょう。

トレーニングの分野は決して採算性の高い仕事ではありませんが、可能性は無限大にあります。自分らしいスタイルを見つけ、諦めずに前向きに取り組みましょう。

■無店舗、出張型のドッグトレーナー(訓練士)が増加中

ドッグトレーナー(訓練士)の仕事は数十年前は警察犬訓練所や盲導犬訓練所への就職、自身で施設を入手し独立開業をするという選択肢にい限られていましたが、ここ数年でそのスタイルが大きく変わりつつあります。

最近の主流はドッグトレーナー(訓練士)が飼い主宅を訪問するスタイルが増えています。

飼い主の共働きや平日休み、在宅仕事など生活が多様化する中で、週末の決まった時間にしつけ教室へ通う事が難しいという声が多々あります。

しつけ教室では他犬と触れ合う事が出来るというメリットはありますが、自身の困りごとをピンポイントで解決するには遠回りに感じてしまうこともあります。

そのためドッグトレーナー(訓練士)に自宅まで足を運んでもらい家庭教師スタイルでしつけトレーニングを行うことでより効率的

より自身の生活に合ったしつけが出来ると考えられています。

このスタイルは今後もますます増加する傾向にあります。

この場合ドッグトレーナー(訓練士)も高額な資金を準備し施設を開業することも不要で、WEBによる集客で仕事を始めることが出来るので大変身軽になったといえるでしょう。

ただ今や犬に関する情報は有り余っています。

自身の経験や知識、資格に関する情報発信は計画的に行い、集客や営業につとめる努力が今後は新たに必要とされるでしょう。

投稿者プロフィール

YUKIYO OHTANI
YUKIYO OHTANI
ペット業界キャリア25年以上。生体販売、トリミング、トレーニングと幅広い経験があり、国内最大手のペット関連企業本部企画業務を10年担当。ペット関連雑誌、サイトへの執筆実績も多数。資格は、トリマー、トレーナー、アロマセラピスト他、幅広く保有。現在は、ペット業界の求職者に向け執筆活動中。

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