訓練士・トレーナー

ドッグトレーナー(犬の訓練士)の需要

投稿日:2018年8月21日 更新日:

ドッグトレーナー(訓練士)の学科のある専門学校へ進学し、資格を取得し、就職活動を行う上で実際の需要は?と当然気になるところです。

ドッグトレーナー(訓練士)の求人は大変少なく狭き門であることをしっかりと念頭に置いておきましょう。

■犬の問題行動、飼育放棄、特殊使役犬の慢性的な不足の一方で少ない求人

ペットショップでしつけ教室やパピーパーティを開催したり、街中には犬の保育園が開業したりとここ数年でドッグトレーナー(訓練士)の仕事への需要が高まっていると感じることもあるでしょう。

徐々に犬を飼う上でのしつけの必要性が社会全体から注目を集めていることを実感できます。

またニュースなどで盲導犬や警察犬の慢性的な頭数の不足や災害救助犬、介助犬、セラピードッグなど新たな特殊使役犬の存在も話題になります。

しかしドッグトレーナー(訓練士)の求人はまだまだ大変少なく、トレーニングをメインとする仕事に就くことはなかなか難しいのが現状です。

その背景には

・ペット関連専門学校でトレーニングも授業の一環に組み込まれている

・ペットショップの店員でもしつけ、トレーニングの講義が可能

・飼い主が有料でのしつけ教室参加を希望していない

という理由があります。

ペット関連の専門学校ではトリマー、動物看護師などの学科が設けられていますが、この学科でのカリキュラムにも犬の基本的なトレーニングは組み込まれています。

そのため基本的な知識や実践経験を積むことが出来、子犬の基礎的なしつけレッスンであれば実施が可能です。

そのためペットショップではしつけ専門の高い知識や経験を持つ方でなく、トリマー、販売員など他業務と兼任で仕事を出来る人を採用します。

将来、ドッグトレーナー(訓練士)としてその分野に特化した仕事をしたい、経験を積みたいと考えている場合は早い段階から就職活動を始め、不定期に発行される求人情報をこまめにチェックしておきましょう。

■基本的な知識や経験ではプロには慣れない

今や国内の犬の飼育頭数は全世帯の3割を上回るほどになり、家族の中に誰かしら犬の飼育経験がある方がいるものです。

インーネットやDVDで簡単にしつけトレーニングの手法や動画を閲覧することが出来、飼い主の持つ情報量は増える一方です。

日本ではもともと犬のしつけに関する関心が低いこともあり、多くの家庭では噛まない、吠えない、暴れないの3点が出来ればよしと考えています。

そのため子犬を購入したり、里親として引き取った場合でもしつけは基本的には家族で行い、専門家のレッスンを有料で受けようという考えがありません。

中には専門家のレッスンを受ける家庭は

・犬に特別高度なしつけを望んでいる

・高額な犬を飼っている

・飼い主に飼育経験が全くない

・経済的な余裕がある

などと誤解をされている声もあります。

つまり犬のしつけが日本では飼い主の義務ではなく、娯楽とさえ考えられているのです。

そのためプロのドッグトレーナー(訓練士)の仕事量や仕事の場所は限られてしまい、就職や独立開業において大変な思いをすることも多々あります。

今後もこの傾向が大きく変わることはないでしょう。

国内では住宅事情や飼い主の高齢化を受けますます犬の飼育頭数は減少すると見込まれています。大型犬、中型犬の飼育頭数も減り、ますます小型犬が主流になります。

そのようななかでプロのドッグトレーナー(訓練士)として活躍をするためには

・飼い主以上の経験や知識を身に着ける

・高いコミュニケーション能力を身に着ける

・問題行動の解決に実績を上げる

・情報を常に発信し積極的な営業活動を行う

などの取り組みが必要です。これまでの様に初歩的な知識や経験では到底飼い主のニーズにこたえることはできません。

飼い主がインターネットなどで得た情報を上回る知識、経験、実践での取り組みを行い仕事として取り組むよう心掛けましょう。

■仕事につくなら目標、将来像をしっかりと意識する

ドッグトレーナー(訓練士)の仕事は今後より専門性が進むと考えられています。

・家庭のペットをしつける

・問題行動の解消に専門的に取り組む

・長期預かりでしつけを行う

・警察犬を育成する

・盲導犬を育成する

などそれぞれの目的に合わせて人材を育成し仕事としての取り組みが進むでしょう。そのような中で、自分の進みたい道、取り組みたい仕事、目標をまずはしっかりと見定めてみましょう。

当然、専門学校卒業直後や資格取得直後はも思うような仕事に就くことが出来ず、厳しい現実を痛感することもあります。

でもプロとして飼い主から報酬をもらい仕事をするのですから、当然結果を求められます。時には飼い主よりも自分の方が無力だと感じることもあるでしょう。

ドッグトレーナー(訓練士)の仕事は言葉を持たず、意思を持つ犬を相手にする仕事です。想像以上に厳しい思いをすることもありますがつみ重ねた経験や知識が必ず成果につながるので諦めずに取り組みましょう。

投稿者プロフィール

YUKIYO OHTANI
YUKIYO OHTANI
ペット業界キャリア25年以上。生体販売、トリミング、トレーニングと幅広い経験があり、国内最大手のペット関連企業本部企画業務を10年担当。ペット関連雑誌、サイトへの執筆実績も多数。資格は、トリマー、トレーナー、アロマセラピスト他、幅広く保有。現在は、ペット業界の求職者に向け執筆活動中。

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