訓練士・トレーナー

ドッグトレーナー(犬の訓練士)の役割

投稿日:2018年8月2日 更新日:

ドッグトレーナー、訓練士を目指すうえで仕事としての役割、自分の役割を考えておくことはとても大切なことです。しつけ、訓練に仕事として取り組むことは決して簡単なことではありません。

犬が思い通りに行動してくれない、飼い主から問題行動解決の成果を期待される、朝夕毎日の義務があるなど様々な点で苦労と感じるでしょう。でも自分の役割が念頭にあれば道半ばで諦めることなく目標を達成することが出来ます。

■しつけの普及で飼育放棄が解消される

日本は海外に比べ犬のしつけレベルが各段に低いという問題があります。

・無駄吠え

・噛みつき

・飛びつき

・引張癖

など数々の問題行動はまさにしつけ不足が原因です。中にはしつけの失敗が原因で近隣トラブルや飼い主の怪我など問題が起き、飼育継続が出来ないと犬を手放すケースも少なくありません。

この問題がごく一部の飼い主の間で起きている問題であれば国内の飼育放棄、殺処分問題もここまで深刻化はしなかったでしょう。

国内で起きている数万頭の犬の殺処分には国内全体でのしつけへの認識の薄さ、必要性の自覚の無さが関係しています。

・しつけが難しい

・しつけを全くしていない

・しつけが面倒

など犬を飼う上で、食事や散歩と同様に欠かせない飼い主の義務であるしつけの存在が正しく周知されていないことでこのような問題が起きるのです。

いざ犬を飼い始め、問題行動が起き始めて「しつけ」について考える機会を持ち、諦めるのか、プロのドッグトレーナー(訓練士)の元で改善に取り組むのかと選択を迫られた時、多くの飼い主は残念ながら諦める方を選択しています。

この犬への基本的な考え方が社会全体の認識として改善されないと国内で起きている数々の問題の解決には至りません。

ドッグトレーナー(訓練士)にはこの大きな問題を

・解決すること

・情報を発信すること

・予防すること

が期待されています。ドッグトレーナー(訓練士)がより積極的に飼い主に接し、子犬を購入する前のタイミングで接点を持つことが出来れば今後必ずしつけへの意識は改善されるでしょう。

■欧米の犬のしつけは飼い主の義務

欧米では犬への扱いが日本に比べ各段に厳しく考えられています。

たとえば

・犬を屋外に係留し飼育すること

・十分な散歩や運動をさせないこと

・車に置き去りにすること

などは虐待行為に当たり、犬を没収されることもあります。

犬のしつけは飼い主の義務であり、しつけが出来ない方は犬を飼う事すら認められないのです。

例えばドイツでは

・犬にリードをつけバスや電車に同乗させること

・本屋やスーパーに同伴すること

など飼い主の生活のほぼ全ての場面に犬を同伴させることが出来ます。日本の様にキャリーケースに入れ顔を隠すという条件もありません。

ただドイツは世界一犬のしつけに厳しい国とも言われ、飼い主に求められるスキルも相当なレベルです。

しっかりとしつけをすることで共に生活をすることが出来るのですから、今後日本もしつけに関する認識が改善されることを期待しましょう。

■犬がいるからこそ起こる問題を解消できる

ペット可賃貸物件、ペット可分譲マンション、ペット同伴OKなレストランなど国内でも徐々にペット可とされる施設が増えています。

ただまだまだしつけの完成度は低く、ペット可とされる施設では「お互い様」という認識が強く出ています。

吠えること、飛びつくこと、トイレを失敗することは犬だから仕方ない、犬好き同士お互いに許容しあおうという雰囲気があります。

でも本来であれば犬好き同士、しっかりと自身の愛犬のしつけに責任を持ちお互いが快適に過ごせることが当然でなければなりません。

そのような認識の浸透やしつけの実践などもドッグトレーナー(訓練士)に期待されている役割です。

日本ではまだまだしつけの手法や実技に関する情報が不足していたり、しつけ教室に参加できる機会も限られています。

費用も高額で問題を抱えていても気軽に参加できない状況にあります。そのような問題を解決し、犬との生活の見本になるべく存在がドッグトレーナー(訓練士)なのです。

■犬との新たな共生社会に貢献できる

これまで国内で犬のしつけ、訓練を仕事にしようと思うと警察犬の訓練所への就職やペットショップへの就職に道が限られていました。しかしここ数年でドッグトレーナー(訓練士)の仕事にはたくさんの選択肢が増えています。

例えば日本ではまだ頭数の少ない

・災害救助犬の育成

・介助犬の育成

・セラピードッグの育成

などです。中でもセラピードッグの育成には多くの女性ドッグトレーナー(訓練士)が活躍をしています。

セラピードッグとは病院や介護施設などを訪問し患者やその家族とふれあいをもつ役割を果たします。もちろん安全にふれあいが持てるようドッグトレーナー(訓練士)が日ごろからしつけや練習を重ねることが重要な役割になります。

またセラピードッグ自身だけでなくその飼い主にも犬のコントロール法を指導する必要もあります。このようにドッグトレーナー(訓練士)には様々な役割があるので自分らしい役割を見つけましょう。

投稿者プロフィール

YUKIYO OHTANI
YUKIYO OHTANI
ペット業界キャリア25年以上。生体販売、トリミング、トレーニングと幅広い経験があり、国内最大手のペット関連企業本部企画業務を10年担当。ペット関連雑誌、サイトへの執筆実績も多数。資格は、トリマー、トレーナー、アロマセラピスト他、幅広く保有。現在は、ペット業界の求職者に向け執筆活動中。

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