動物看護師

動物看護師の仕事って大変?辛いことが多い?

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★動物看護師の仕事は大変なの?辛いことが多いの?★

在職中に実習に来ていた専門学生さんに聞かれてました。その学生さんは、きっとバタバタと慌ただしい院内を見てそう思ったのでしょうか?初めて実習に来る学生さんには次から次に患者(動物)が治療を受けに来るのを見て驚いたのかも知れませんね。

初めての実習である学生さんと、他の病院でも実習をした経験がある学生さんとでは感じ方も違うでしょう。

今回は「動物看護師の職業は大変な事が多いのか?辛い経験ばかりしているのか?」についてお話ししたいと思います。

覚える事は無限大?

入社したての頃は、覚える事はたくさんあります。就職した動物病院の流れや受付業務、電話対応のやり方や医療器具の名前、薬の名前、療法食など上げればきりがありません。細かく言うと入院施設など診察台1つ拭くのも掃除のやり方も違うし、獣医師によって使う器具、薬などが異なります。一からその全てを覚え身につけていかなければなりません。毎日が同じでは無いので覚える事は数えることができないのです。多すぎて、「本当に大変!」の一言です!なかなか頭に入らず身につかない時は落ち込み、体も心も辛くなってしまうことがあるでしょう。

覚え方も常にメモを取って自宅に帰りまとめたり、処置や薬剤の処方などは、こなす回数が多い方が頭に入りやすいので率先して処置や薬剤処方に携わっていくのが近道です。それでも分からないことや疑問に思った事は、思い切って先輩看護師に聞いてみましょう!理解できないままでは大きなミスに繋がってしまうので自分が理解できるまで聞いてみるといいと思います。

動物を救えなかったとき・・

緊急で運ばれてきた動物や入院治療をしている動物の命を救えなかったとき・・

交通事故や自宅で治療中の動物、高齢での老衰・・、つい最近会ったばかりの動物が緊急で運ばれてきたのを目の当たりにして、「どうして?ちょっと前まで元気だったのに。」「なんで?」と走馬燈のように記憶が蘇ります。常連さんや動物が自分に懐いていたならなおさら悲しみや喪失感は大きいのです。それでも助けるために獣医師と一体になって救命処置を行わなければなりません。悲しみに浸る時間もないのです。

交通事故などは打ち所が悪いと、ほぼ助けることができません。心臓病や癌治療、など自宅で治療していた動物が急変したときには手遅れという事が多いのが現実です。人とは異なり動物は言葉を発する事ができないからです。動物は最後の時を迎えるまで症状を出さないと言われています。最愛のペットを失った飼い主の泣き崩れる姿を見るのもとても辛いでしょう。それでも飼い主は私たちに「ありがとう」と言ってくれます。その言葉を聞くたびに辛く悲しい思いをしても「次の命に繋げよう」と思えるのです。

獣医師や動物看護師にとって一番辛いことは動物のに直面する職業なのです。苦しむ動物を助けたいと獣医師になり動物看護師になって助ける側の立場になったのに助けられなかった時に、動物が好きだからこそ悔しさは大きいのです。何年も勤務していると動物のに対して慣れっこになってしまうこともあります。慣れるのではなく悲しみを乗り越え、向き合うことができたとき強い心を得られるでしょう。

決して動物の慣れる物ではないと・・覚えていて欲しいと思います。

動物看護師は国家資格じゃない

残念ながら動物看護師は今の段階で国家資格ではありません。民間の団体による資格です。

簡単にいうと専門的知識を必要とされながらも誰にでもなれてしまう職業でもあるのです。労働環境も国家資格ではない為、勤務する病院によって待遇は様々ですが、休みが取りずらかったり、福利厚生が無かったり、労働時間が長かったりという心身共に厳しい現状が待ち受けているのも事実です。

まとめ

いかがでしたか?

動物看護師の仕事は決して楽しい事ばかりでは無いことを理解していただけましたか?「動物が好き」という気持ちが「動物看護師になりたい」という動機だというのは間違いではありません。ただ「かわいい」という曖昧な気持ちだけでは勤まらないことも覚えていて欲しいのです。動物病院に来る動物は人慣れしていたとしても一度痛い思いをした場所であれば警戒心を全面にだし抵抗して暴れたり噛みついたりとケガをすることもたくさんあります。普段おとなしい動物でも、どこか体の不調を表現しようと私たち人間に訴えるように噛みついたり暴れたりすることもたくさんあります。暴れた時に失禁や脱糞をすることもあるのでそれを処理するのも動物看護師の仕事です。

もちろん辛いことばかりでもないいんです!初めて動物病院に予防接種で来る仔犬や子猫などに接する事ができます。その時にたくさん声をかけたり、おやつやドックフードなどを飼い主の了解を得て与えたり、飼い主が獣医師から説明を聞いているときに抱っこして「怖い場所ではない」「痛いことばかりをされる場所ではない」と認識して成長し、病院嫌いにならないためにも始めが肝心かもしれませんね。

そしてもう一つは・・病気で苦しんで、頑張って治療を受けて、元気に帰って行く動物の姿や飼い主の笑顔を見れることが私たち動物看護師の活力となると思います。

投稿者プロフィール

JUN
JUN
元動物看護師。20歳の時に、近くの動物病院へ動物看護師として就職。それから20年、動物病院でチーフ看護師をしていました。2015年3月、出産を気に、退職。現在は、子育てをしながら、新人看護師のためになる記事を執筆中。そして現在、10歳のシーズ、13歳のアメショを飼ってます。

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