親御さんが留守の時や、子守を出来ない時に利用する「ベビーシッター」。
みなさん一度は耳にしたことはあるのではないでしょうか?
最近では、そんなベビーシッターのペットバージョン、ペットシッターのお仕事も人気なんです。
共働き世帯が増えた事や、高齢者が犬を飼っている家庭も多いです。
また、急用が出来てしまい、ペットのお世話が出来ない日など、ありますよね。
ペットホテルや、友達の家にペットを預ける事も出来ますが、
普段と違う環境にストレスを感じてしまう子もいるため、我が家でお世話をしてもらえる、
ペットシッターの需要が増えています。
今回はそんなペットシッターのお仕事を紹介します。
「お家がいちばん…zzz」
ペットシッターの仕事内容
ペットシッターのお仕事は、まず飼い主さんからの依頼から始まります。
預かるペットの種類や大きさを伝えてもらいます。
また、毎日何時に餌をあげるのか、散歩に行くコースや時間、回数を教えてもらいます。
アレルギーなどの持病の有無についても聞いておきます。
お気に入りのオモチャや苦手な音や物なども聞いておくと、仕事がスムーズに行えます事も。
飼い主さんとの打合せが終わったら、
いよいよ預かるペットが住むお宅へ伺います。
お客様のお宅にあがるわけですので、清潔感のある格好で向かいます。
ご自宅の中で破損やペットに怪我をさせてしまった等、不祥事があれば
即、ペットシッターの信頼が無くなってしまいます。
また、言葉遣いや立ち振る舞いなど、礼儀作法にも気を付けましょう。
お客様は自分の家の中に他人をあげるわけですから、
多少なりとも不安を感じていらっしゃいます。
その不安を拭う事も、清潔感や礼儀作法は重要な事なんです。
ペットシッターは、ただ餌をやり散歩に行くだけのお仕事ではなく、
しつけを任される場合もあります。
例えば、おやつをあげる時に「マテ」が出来ない子には
「マテ」を教える、散歩のときにリードを引っ張ってしまう子には
人間のペースに合わせるように教える、など、ペットシッターとしての
技術が問われることになります。
ブラッシングなどでペットの毛並みを綺麗に整えてあげれば、
ペットも飼い主さんも大喜びでしょうね!
「きょうはこの人とお留守番!」
ペットシッターってどこに就職するの?
ペットシッターは毎日決まった仕事量があるわけではないので、
正社員よりもアルバイトの方が求人が多い傾向にあります。
また、特別な施設が必要なわけでは無いため、
自分でペットシッター会社を開業するという選択肢もあります。
正社員になりたい場合は、ペットシッターサービスがあるペットサロンや
大手ペットショップなどにシッターとして就職するという形が一般的でしょう。
また、ペットシッターの派遣会社に登録するという働き方もあります。
自分に合った働き方を探しましょう!
ペットシッターの給料は?
正社員の場合、地域にもよりますが月収15万円~25万円程が相場のようです。
アルバイトの時給は、他の一般的なアルバイトよりも少し高く、
900円~1200円前後の所が多いようです。
自分で独立開業している場合は、仕事の量が一定ではない為
月収はバラバラな事が多いようです。
夏休みなどの連休では、飼い主さんが旅行に行っている間
ペットはペットシッターに預ける飼い主さんが多く、
仕事が増える時期なので、給料が増える場合があります。
独立開業しているペットシッターさんは、
いかにお客様である飼い主さんからの信頼を得ることが出来るのかによって
収入が増えたり減ったりするでしょう。リピーターさんを付ける努力が必要なのです。
ペットシッターが感じるやりがい
飼い主と離れ、不安がるペットと心が通じ合ったとき、尻尾を振ってくれた時など
ペットが心を開いてくれた時は特にやりがいを感じます。
また、飼い主さんから信頼される事も、やりがいを感じます。
「このシッターさんにまた預けたい」という気持ちを持ってもらえれば、
ペットシッターをしていて良かったと感じる事でしょう。
ペットは攻撃的な人間には懐きません。
お金の為、ビジネスの為だけにペットの世話をするという考え方では
やりがいを感じることが出来ないかもしれません。
ペットシッターは、飼い主とそのペット、両方に感謝される、とても素敵なお仕事です。
おすすめの資格
ペットシッターになるなら必ず必要な資格は特にありません。
しかし、ペットに関する資格を持っていると信頼に繋がりますので
なにか一つでも資格を持つことをオススメします。
・ペットシッター士
日本ペットシッター協会が公認している資格です。
優れているペットシッターになる為の勉強を通じ、取得することが出来ます。
通信講座や、講習などで受講する事が出来ます。
専門学校で通学しながら資格を取得する方法もあります。
・動物取扱責任者
この資格は、開業したいペットシッターには必須の資格です。
ペットシッターとして独立し開業する場合は「動物取扱業」の登録が必要であり、、
その登録には動物取扱責任者の資格が義務付けられています。
独立を考えていなくても、取得していて損はないでしょう。
その他にも、トリマーの資格や動物看護士など、ペット関係の資格を持っていると尚良いでしょう。
「この人なら安心だよね♪」
ペットシッターは、「散歩と餌やりするだけだから簡単じゃないの?」と思われがちですが、
仕事は沢山ありますし、ペットと飼い主さん二人からの信頼を得なければなりません。
しかし、その分やりがいが沢山ある職業なんですね☆
ペットが大好きなアナタ!ペットシッターとして活躍してみてはいかが?

「ペットワークス.jp」編集部です。ペット業界のお仕事情報を日々発信します。求職者、転職者、専門学生の皆さんのお役に立つ媒体にしていきたいと考えています。