獣医師

獣医師の仕事に就職・転職するには

投稿日:2017年7月20日 更新日:

 

獣医師とは、動物病院に勤務し、怪我や病気などで来院する動物を治療する職業です。

また獣医師は、動物病院で勤務するだけでなく、色々な現場で活躍していますよね!
たとえば動物園で働く動物園獣医や、水族館で働く水族館獣医などなど…。
牛豚など家畜用動物を診る獣医師もいます。

獣医師は動物の命を救う大変素晴らしい職業です。
しかしその一方で責任の大きく、苦労なども多い職業でもあります。

この記事では、そんな獣医師について説明します。

 

獣医師になるにはどうすればいいの?

獣医師になるためには、獣医師国家試験を受けて合格する必要があります。

高等学校を卒業した後、獣医学部、獣医大学(6年間)に進学し、
国家試験の勉強をするのが一般的な流れでしょう。

獣医師国家試験は約8割の受験者が合格するといわれているので、
大学できちんと真面目に勉強していれば合格するでしょう。

就職率は平均として高く、個人の動物病院へ就職する学生が多くなっています。
水族館や動物園などは人気が高く、就職が難しいと言われています。

田舎や人口の少ない地域では獣医師の数が少なく、
積極的に求人を出している事も。

 

また、就職したからといって、初めから動物を一人で任せてもらえる訳ではありません。
最初の一二年は下積みとして先輩の獣医師のフォローにまわったり、
雑用仕事などを経て、やっと一人前の獣医師になれるのです。

 

獣医師の給料は?

初任給は平均で20万円前後といわれています。
「医者」なんだから給料は高いんじゃないの?と思ってしまいますよね。

しかし、開業医で沢山稼いでいる医師がいる一方、小さな動物病院で働きだした獣医師もいますし、
自治体で働く公務員の獣医師もいます。
獣医師の収入には個人によって大きな差があります。
また、仕事内容はハードなので、その仕事内容と給料が見合ってないと感じる獣医師もいるでしょう。

動物病院で働く獣医師の平均年収は、サラリーマンとほぼ同じ水準になっています。
サラリーマンの数倍以上稼いでいる開業医もいます!

 

獣医師のやりがい

獣医師のやりがいは、やはり「命を救えた」時に一番感じるでしょう。
病気や怪我で苦しんでいる動物が、自分の手で回復していくと、なんとも言えない嬉しさでいっぱいになります。
また、ペットの病気が治った時の飼い主さんが笑顔になってくれた時にも、
やってて良かったという気持ちになります。

動物は、人間のように「ここが痛い」「頭がクラクラする」などと伝えることが出来ません。
獣医師は、そんな動物のしぐさや行動で原因を探ることが求められます。

言葉を話せない動物相手だからこそ、治った時の嬉しさはひとしおです。

 

獣医師の仕事内容

一般的にペットが運ばれてくる「動物病院」で働く獣医師は、「小動物臨床獣医師」と呼ばれ
犬や猫、ハムスターなどの動物の治療を行います。
また、犬猫以外の小動物のペットも増えており、
動物全般の幅広い知識が必要になってくるでしょう。

また動物病院は、医師の数が少なく設定されているところも多く
一人で診る動物の数が多かったり、夜間も治療を行わなければならない場合もあるため
ハードな仕事に耐えられる体力が必要になります。

牛や豚などの家畜を診る獣医師は産業動物臨床獣医師と呼ばれ、家畜への治療や
ワクチン接種などを行います。

その他にも動物園の展示動物を診療する臨床獣医師や、
製薬会社で飼われている実験動物の健康管理などなど…

獣医師が活躍できるフィールドは沢山用意されているんですね!

 

獣医師の将来性・安定性

 

近年のペットブームに伴い、動物病院へ運ばれてくるペットの数が増加しています。
そのため、獣医師の需要も増えていくでしょう。
また、医療の最先端化が進み、動物の寿命も伸びています。
日本から「ペット」という存在が無くならない限り、獣医師は必要な存在であり続けるでしょう。

また獣医師は、国家資格を持っているため、職に困ることはないでしょう。
非常に安定した職業だといえます。

しかし、給料が上がりにくいという問題もあるため、開業する獣医師が増えています。

 

獣医師は、非常に責任が重く、重要な仕事だという事が分かりました。

 

命を救う現場では、悲しい別れにも遭遇します。

頑張って頑張って治療をしていた動物が亡くなってしまう事は、獣医師にとっては悲しい出来事です。

しかし、治療しなければならない動物はたくさんいます。切り替えていく必要があります。
動物が好きなだけでは務まらない、大変難しい職業です。

また、過疎部の獣医師不足、都市部の獣医師過多も問題になっています。
これらの問題解決も急がなければなりません。

 

ペットを飼う人間にとって、ペットが怪我や病気になってしまうと、とても心配になってしまいます。
しかし、動物病院で、親身になってくれる獣医師さんがいれくれれば、少し安心できますよね?

日本の動物は、全国の獣医師によって守られているという事を忘れてはいけません。

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